男子スピードスケート・ショートトラック日本代表の斎藤慧が禁止薬物使用で
出場が暫定的に禁止となる見通しであることが発表されました。使用されたのはアセタゾラミドという利尿作用のある薬。
アセタゾラミドをつかうと、具体的にはどのようなドーピング効果があるのでしょうか?
アセタゾラミドのドーピング効果は?
アセタゾラミドにパフォーマンス向上の効果はない。
通常、スポーツ選手がドーピングに使うのは、筋肉増強剤や、興奮剤の類ですが、このアセタゾラミドには、そのような効果はないそうです。
ではなぜ、禁止薬物に指定されているのでしょうか?
アセタゾラミドは証拠隠ぺいのため?
驚いたことに、このアセタゾラミドをつかって、筋肉増強剤などの禁止薬物を、体外に排出するために使うそうです。
つまり、アセタゾラミドをつかっても、運動のパフォーマンスは上がらないのですが、別の禁止薬物を排出するためだけに使われるということです。
疑わしきは罰するという厳しい措置ですね。
過去にもメダルはく奪もあった禁止薬物
男子スピードスケート・ショートトラック日本代表の斎藤慧は、禁止薬物の類をつかって、それを隠ぺいするためにアセタゾラミドを使ったのでしょうか?僕はそうは思わないのですが、これこそが疑わしきは罰するということなんでしょうね。本人も否定していますし、今後、何らかの展開があるかもしれないです。
北京五輪の円盤投げの選手も過去にこのアセタゾラミドをつかって失格になってます。
本人はドーピングには気を付けていたということで、もしかしたらハメられたのかもしれませんが、これが今回、斎藤慧だったわけですが、ほかのメダル有力選手を狙ったもらい事故だったら、人の運命をもてあそぶような行為は許せないですね。